ヤギのサクラ

OK牧場構想は、隣町の市川町で飼育放棄され繋がれっぱなしで放置されていたサクラの救出から始まりました。農業系NPOの代表が除草用にと飼い始めたはいいが、面倒になりつなぎっぱなし。ご近所さんが野菜くずを上げることで命をつないでいましたが、さすがに見てられんと近隣の方々が我が農場へ救出依頼が来ました。食べるものがなく、繋がれたビニールハウスのビニールを齧っていたそうです。

さすがにヤギのことを何も知らない私は、たまたまfacebookでつながっていた、山口県でヤギ除草の事業を立ち上げた山本氏に助けを求めました。

山本氏にはその救助要請を快諾していただき、山口県までサクラを預けに行きました。

 

もしかしたら、繋がれたまま苦しみながら生涯を閉じていたかもしれない高齢のサクラ。

しかし、山本氏の『幸せますヤギーズ』のメンバーとして新しい仲間達と共に除草作業に勤しみ、その寿命を全うすることが出来ました。

救助直後のサクラ

初めて会ったサクラは真っ黒に汚れ、強烈な悪臭を放っていました。

翌日のサクラ

山本氏へ預けた次の日、早速、洗体され真っ白に元の毛色を取り戻したサクラの写真を送ってきていただきました!!

こんなにきれいだったんだ・・・。

放牧開始

特に異常や病気がないか、他のヤギと合流させる前に一頭で放牧開始。

そういえば、僕はサクラが自由に走っている姿を見たことがありませんでした。


『幸せますヤギーズ』代表 山本徹氏

人の都合で不幸な環境にいるヤギたちを救うため、粘り強く交渉を続け、解決する山本氏。

サクラも救われたヤギの一頭です。